マイホームを建てたばかりで、建物の耐久性やメンテナンスについて関心が高い方へ。
基礎コンクリートの「ジャンカ」という言葉、耳にしたことはありますか。
よく分からない方がほとんどかもしれません。
そこで、この記事では基礎コンクリートにおけるジャンカについてわかりやすく解説していきますので、ぜひご参考ください。
基礎コンクリートのジャンカとは?
基礎コンクリートのジャンカとは、コンクリートの中に空洞ができて、砂利や石がむき出しになっている状態のことです。
見た目に影響があるだけでなく、建物の強度や耐久性に深刻な影響を及ぼす可能性も。
放置すると、最悪の場合、建物が倒壊してしまう危険性も孕んでいます。
1:強度不足
ジャンカが発生すると、コンクリートの強度が低下してしまいます。
特に、基礎は建物を支える重要な部分なので、強度不足は建物の安定性に大きな影響を与えます。
2:劣化
ジャンカはコンクリートの内部に水や空気を通しやすくするため、コンクリートの劣化を促進します。
ジャンカ部分の鉄筋は錆びやすく、錆びた鉄筋は体積が膨張してコンクリートにひび割れを引き起こす可能性があります。
3:爆裂現象
ジャンカの進行が進むと、錆びた鉄筋がコンクリートの外部に飛び出してくる「爆裂現象」が起こる可能性も。
これは、建物の外観を損なうだけでなく、安全面でも大きなリスクとなります。

ジャンカが発生する理由
ジャンカが発生する原因は、主に施工不良によるものです。
1:コンクリートの材料分離
コンクリートはセメント、砂、砂利、水を混ぜて作られます。
これらの材料が均一に混ざり合っていないと、砂利が沈んで空洞ができてしまいます。
2:骨材の積み重なり
コンクリートを打設する際に、振動を与えて材料を均一にする必要があります。
しかし、振動が不足すると、砂利が積み重なって空洞ができてしまいます。
3:生コンの打設方法
コンクリートを高い場所から流し込むと、材料が分離しやすくなります。
また、コンクリートを流し込むスピードが速すぎると、材料が均一に混ざり合わないことがあります。

まとめ
基礎コンクリートのジャンカは、放置すると建物の強度や耐久性を大きく損なう可能性があります。
ジャンカを発見したら、早急に専門会社に相談して適切な対策を講じることが重要です。
ジャンカは見た目では分かりにくい場合もあります。
定期的に基礎の点検を行い、早期発見・早期対策を心がけましょう。
大切なマイホームを守るため、ジャンカについて正しく理解し、適切な対処をすることが大切です。
当社では塗装工事の進捗確認や、万が一のトラブル対応も中立的な立場でサポートします。
工事中の安心感が得られ、塗装業者との円滑なコミュニケーションを図れるため、ぜひお気軽にお問い合わせください。