ペンキ2度塗りの理由とそのリスクからわかる3度塗りの必要性とは?

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外壁塗装を検討している方の中には、塗り回数について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に「2度塗りでも大丈夫?」、「3度塗りって本当に必要なの?」と疑問に思っている方は多いでしょう。


今回は、外壁塗装における2度塗り、3度塗りの違いとそれぞれのリスク、そして3度塗りが基本と言われる理由について詳しく解説します。
塗装の工程や回数によって、外壁の耐久性や仕上がりが大きく変わってきます。
この記事を読んで、みなさんにとって最適な塗装方法を選択できるようになりましょう。

□ペンキ二度塗りのデメリットとは?

1:耐久性の低下

2度塗りでは、塗膜が薄くなってしまい、カタログに記載されている性能を十分に発揮できない可能性があります。
塗膜が薄くなると、紫外線や雨風などの外的要因による劣化が早まり、塗料の剥がれやひび割れが発生しやすくなります。

2:塗りムラや塗り残しの発生

2度塗りは3度塗りよりも塗料を均一に塗布することが難しく、塗りムラや塗り残しが発生しやすくなります。
特に、凹凸のある外壁や複雑な形状の箇所は、塗料の乗りが悪く、ムラになりやすい傾向があるので、注意が必要です。

3:長期的なコスト増加

2度塗りで短期的なコストを抑えられたとしても、耐久性が低いことが原因で、早いうちに再塗装が必要になる可能性もあります。
その結果、長期的なコスト増加に繋がる可能性もあるので、コスト面では慎重に判断することが重要になります。

□塗装は3度塗りが基本の理由

一般的に、外壁塗装においては、3度塗りが基本とされています。
これは、3度塗りによって、塗膜の厚み、密着性、耐久性を高められるからです。

1:下塗り

下塗りは、外壁材と上塗り塗料の接着力を高める役割を担います。
外壁材は素材によって性質が異なり、そのまま上塗り塗料を塗布しても密着が悪く、剥がれやすくなってしまいます。
そこで下塗りを行うことにより、外壁材の表面を均一に処理し、上塗り塗料がしっかりと密着させられるのです。

2:中塗り

中塗りは、下塗りで処理された外壁材の上に塗布され、塗膜の厚みと平滑性を高める役割を担います。
中塗りによって、下塗りの凹凸を埋めることで、上塗りの仕上がりがより美しくなります。
また、中塗りには、塗膜の強度を高める効果もあります。

3:上塗り

上塗りは、外壁塗装の仕上げとして、耐久性と美観を向上させる役割を担います。
上塗り塗料には、さまざまな機能が備わっており、紫外線カット、防汚、防カビ、防藻などの効果があります。
外壁の保護膜として、外壁を長持ちさせるために重要な役割があることを覚えておきましょう。

近年では、塗料の進化によって、2度塗りでも十分な性能を発揮できる塗料も登場しています。
ただし、2度塗りの場合は、使用する塗料や外壁の状態、施工業者によって仕上がりが大きく変わることがあります。
そのため、2度塗りの場合は、信頼できる施工業者に相談し、しっかりと説明を受けることが大切です。

□まとめ

外壁塗装の塗り回数は、耐久性や仕上がりに大きく影響します。
2度塗りは、コストを抑えられますが、耐久性が低く、塗りムラや塗り残しのリスクがあることを理解しておきましょう。
一方、3度塗りは、塗膜が厚く、密着性も高いため、耐久性や美観が向上し、長期的に見てコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

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外壁塗装の塗り回数に関して興味のある方は、ぜひ当社までご相談ください。