冬の外壁塗装は、多くの情報で「不向き」と言われることが多いですよね。
「本当に冬に塗装して大丈夫。」
「他の季節に比べて何かデメリットがあるの。」
そう思っていませんか。
この記事では、冬の外壁塗装のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
冬に塗装する際の注意点なども紹介しますので、ぜひ参考にして、安心して外壁塗装の時期を決めてください。
□冬塗装は本当にダメ?
冬の外壁塗装が敬遠される理由として、気温、降雪、霜という冬特有の気象条件が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:気温が低いと乾燥に時間がかかる
気温が低いと塗料の乾燥時間が長くなってしまい、作業効率が低下します。
特に、冬場は日照時間が短いため、塗料が十分に乾燥するまでに時間がかかってしまうのです。
そのため、冬に外壁塗装を行う場合は、通常の時期よりも乾燥時間を考慮する必要があります。
2:降雪時は作業が中断される
降雪時は、塗料が濡れてしまうだけでなく、足場や屋根に雪が積もって転落の危険性も高まります。
そのため、降雪時は作業を中断せざるを得ない場合が多いです。
3:霜が降りると塗装できない
冬の朝は霜が降りることが多く、霜が解けるまでは塗装できません。
霜が降りている状態では、塗料がうまく密着せず、仕上がりが悪くなってしまうためです。

□冬の塗装のメリットとデメリット
冬に外壁塗装を行うメリットとデメリットを比較して、それぞれのメリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑える方法を考えてみましょう。
1:冬の塗装のメリット
・価格が安く済む可能性がある
冬は、外壁塗装の需要が少なくなるため、価格交渉がしやすい場合があります。
特に、オフシーズン割引などを設定している業者もありますので、事前に問い合わせてみましょう。
・工期の空きが取りやすい
冬は、他の季節に比べて外壁塗装の工事が少なく、空きやすい傾向にあります。
そのため、自分の都合に合わせてスケジュールを組むことができます。
2:冬の塗装のデメリット
・気温が低く乾燥に時間がかかる
冬は気温が低いため、塗料が乾燥するまでに時間がかかります。
そのため、施工期間が長引いたり、乾燥不良を起こしたりする可能性があります。
・降雪や霜の影響を受けやすい
冬は降雪や霜の影響を受けやすく、作業が中断される可能性があります。
特に、雪国などでは、冬に外壁塗装を行うことは難しいと言えるでしょう。
3:冬塗装を行う際の注意点
・塗料の種類を選ぶ
冬は気温が低いため、通常の塗料よりも乾燥が早く、低温時の性能に優れた塗料を選ぶ必要があります。
・乾燥時間を十分に確保する
気温が低い場合は、塗料が完全に乾燥するまで時間を要します。
そのため、乾燥時間を十分に確保して、次の工程に移るようにしましょう。
・天候に注意する
冬は天候が変わりやすく、降雪や霜が降ることもあります。
事前に天気予報を確認し、天候が安定している日に作業を行うようにしましょう。
・専門会社に相談する
冬に外壁塗装を行う場合は、塗装会社に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

□まとめ
冬の外壁塗装は、価格が安く済む可能性や工期の空きが取りやすいなどのメリットがある一方で、気温が低く乾燥に時間がかかったり、降雪や霜の影響を受けやすいなどのデメリットもあります。
外壁塗装を行う時期は、メリットとデメリットを比較検討し、自分の家の状況や予算に合わせて決めることが大切です。
この記事が、外壁塗装の時期を決める際の参考になれば幸いです。