マイホームを長く快適に住み続けたい、そう思っている方は多いのではないでしょうか。
住まいのメンテナンスは、快適な暮らしを維持する上で欠かせないものです。
中でも外壁コーキングは、雨風や紫外線から家を守る重要な役割を担っています。
今回は、外壁コーキングの寿命と劣化症状、補修について解説します。
□外壁コーキングの寿命と劣化症状
外壁コーキングは永遠に使えるわけではありません。
経年劣化によって、徐々に性能が低下していきます。
適切なタイミングで補修を行わないと、雨漏りや外壁の腐食につながる可能性もあります。
1:外壁コーキングの寿命
外壁コーキングの寿命は、一般的に5~10年程度と言われています。
これは、コーキング材がゴム状の素材で、経年劣化によって硬化し、弾力を失っていくためです。
2:劣化症状
外壁コーキングは、経年劣化によって様々な症状が現れます。
主な症状とその特徴を以下にまとめました。
・痩せ
コーキングの厚みが減り、表面が凹んでいる状態。
・ひび割れ
コーキング表面に細かい亀裂が入っている状態。
・剥離
コーキングが外壁材から剥がれ、隙間が空いている状態。
・破断
コーキングが裂けて、断線している状態。
・欠落
コーキングが完全に剥がれ落ちて、なくなっている状態。
3:症状別の補修の必要性
それぞれの症状によって、補修の必要性や緊急度が異なります。
・痩せやひび割れ
まだ水が侵入する可能性は低いですが、放置するとひび割れが拡大したり、剥離や破断に繋がる可能性があります。
・剥離や破断
隙間から水が侵入し、外壁の腐食や雨漏りの原因となる可能性があります。
早急な補修が必要です。
・欠落
隙間から水が侵入しやすく、外壁の腐食や雨漏りのリスクが高いです。
最も緊急性の高い状態です。

□外壁コーキングの補修時期
外壁コーキングの補修は、早ければ早いほど費用を抑えられます。
劣化症状を放置すると、症状が悪化し、補修費用が高額になるだけでなく、雨漏りなどの深刻な問題に繋がる可能性があります。
定期的な点検を行い、早期に補修することで、住まいの資産価値を守り、快適な住環境を維持することができます。

□まとめ
外壁コーキングは、住まいの重要な部位であり、適切なメンテナンスが必要です。
5~10年を目安に定期的な点検を行い、劣化症状に気付いたら、早急に専門の会社に相談することをおすすめします。
適切なタイミングで補修を行うことで、雨漏りを防ぎ、住まいの資産価値を維持することができます。
快適な住環境を長く保つためにも、外壁コーキングのメンテナンスをしっかりと行いましょう。