梅雨時期に外壁塗装を検討している方は、湿度の影響は本当に大丈夫なのかと不安に思っていませんか。
確かに、湿度が高いと塗料の乾燥不良や塗膜の密着力低下など、様々な問題が発生する可能性があります。
この記事では、湿度が高い場合の外壁塗装の注意点と、雨の日でもできる工程について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
□梅雨時期の外壁塗装は本当にダメ?湿度85%での注意点
外壁塗装を行う上で、湿度管理は非常に重要です。
特に、湿度が85%を超える場合は、塗装作業を控えるべきです。
以下よりその理由を解説します。
1: 塗料の乾燥不良を引き起こす
湿度が高いと、塗料に含まれる水分が蒸発しにくくなり、乾燥に時間がかかります。
そのため、塗料が完全に乾く前に次の工程に進めてしまうと、塗膜が剥がれたり、シワになったりする可能性があります。
乾燥不良を防ぐためには、以下の対策が有効です。
・風通しの良い場所で塗装を行う
・乾燥剤を使用する
・塗料の乾燥時間を十分に確保する
2: 塗膜の密着力が弱まる
湿度が高いと、塗料と下地の間に水分が入り込み、密着力が低下することがあります。
そのため、塗膜が剥がれやすくなったり、ひび割れが発生したりする可能性があります。
密着力を高めるためには、以下の対策が有効です。
・下地をしっかりと乾燥させる
・密着力の高い塗料を使用する
・プライマーを塗布する
3: 結露が発生する
湿度が高いと、外壁面に結露が発生しやすくなります。
結露は、塗膜の劣化やカビの発生の原因となるため、注意が必要です。
結露を防ぐためには、以下の対策が有効です。
・換気をしっかりと行う
・断熱材を施工する
・外壁の通気性を確保する

□雨の日でもできる外壁塗装の工程
雨の日は、外壁塗装の工程の一部ができない場合がありますが、足場の組み立てや養生作業、高圧洗浄など、雨の日でもできる工程はたくさんあります。
柔軟に対応できる施工業者を選べば、工期の遅延を最小限に抑えることができます。
また、梅雨時期は、施工業者の予約が取りやすく、じっくりと相談できるというメリットもあります。
1: 雨の日でもできる工程
・足場の組み立て
・塗装しない部分の養生作業
・塗装前の壁の汚れを洗い流す高圧洗浄
・塗装後の養生を剥がす作業
・その他掃除や片付け
2: 雨の日の塗装工程
雨の日は、塗装作業はできません。
しかし、雨の日でもできる工程をしっかりと行うことで、工期を短縮することができます。
また、雨の日でも作業を進めることで、天候に左右されずに工事を進めることができます。
3: 梅雨時期の塗装のメリット
・施工業者の予約が取りやすい
・じっくりと相談できる
・工事が落ち着いているため、質の高い施工を受けられる可能性が高い

□まとめ
湿度85%では、塗料の乾燥不良や塗膜の密着力低下、結露の発生といった問題が起こる可能性があります。
しかし、雨の日でもできる工程を理解することで、工期の遅延を最小限に抑えられます。
梅雨時期は、施工業者の予約が取りやすく、じっくりと相談できるというメリットもあります。
この機会に、信頼できる施工業者とじっくり相談して、住まいの美観と耐久性を高める外壁塗装を実現しましょう。